やめて・・・・・・。

そんなに優しくされたら、余計つらい・・・・・・。


流也は、私と結ばれて幸せなはずなのに・・・・・・こんなにつらくなってるのは、私だけなんだ・・・・・・。


もうこの恋に時間なんて、残されていないんだ・・・・・・。


「・・・・・・綾羽、もう帰らないといけないよな?親が心配してるよな?」

「・・・・・・うん・・・・・・。」



私は服に着替えて、玄関で靴を履きかえて家を出ようとすると・・・・・・。


「綾羽っ!!!」


背後から、流也に声をかけられた。