「・・・・・・!」

「あ・・・・・・。」


綾羽は体をビクッとさせた。

俺は、慌ててドライヤーの電源を切った。


「わ、悪ぃ!」


や、やばい・・・・・・。

何やってんだ俺・・・・・・。

綾羽のうなじに、き、キスなんて・・・・・・。


「・・・・・・や。」

「え?」

「や、やめないで・・・・・・。」


綾羽が顔を真っ赤にして、俺に言った。


「わ、私・・・・・・覚悟できてるから・・・・・・。」

「え・・・・・・。」

「・・・・・・。」

「え?!おい、綾羽!」


綾羽は自分の服を脱ぎだした。

う、嘘だろ・・・・・・?!

綾羽、本当に・・・・・・俺とヤる気なんだ・・・・・・。


「・・・・・・最初で最後って言った・・・・・・。私、流也に今まで以上に愛されたい。流也のこと、忘れたくない・・・・・・。私の全部をもらってほしいの・・・・・・。お願い、流也ぁ・・・・・・。」

「・・・・・・。」


綾羽・・・・・・。


「・・・・・・綾羽、愛してる・・・・・・。でも、本当にいいんだな・・・・・・?今ならまだ、やめれる・・・・・・。」

「・・・・・・大丈夫・・・・・・。」


俺は綾羽を力強く抱きしめて、ベッドに連れて行った。