綾羽が電話を終えて、俺に話しかけてきた。


「あ、流也。泊まっていいよ、だって・・・・・・。」

「あ、ああ。そうか。わかった。」

「うん・・・・・・。」

「・・・・・・。」


沈黙がずっと続いている・・・・・・。

これから何をすればいいのかわからない・・・・・・。


「あ、あの、流也。」

「は、はい?!」

「暑いから、シャワー借りてもいい?私、汗くさいしっ・・・・・・。」

「あ、ああ。好きに使って。俺も後でシャワー浴びるから・・・・・・。」

「ありがとう。」


綾羽はシャワー室に向かった。

綾羽がシャワーを浴びている間、俺はこれからどうすればいいのか迷っていた。

もちろん、俺も初めてだし・・・・・・心と体、全身で愛したいという意味はわかっていた・・・・・・。


ガチャッ


「あ・・・・・・。」

「は、早かったな。」


綾羽がシャワーを終えて、部屋に戻ってきた。