キーンコーン、カーンコーン、キーンコーン、カーンコーン
「午後の授業始まるで」
俺はそういうと早足で、教室に向かった
「ちょ、待ってや」
「待ってよ」
海人と葵が、その後を走って来た
「二人で仲良く来ればええのに。なんで走ったん?」
俺は嫌みを言うようにそう言った
「光、お前、ヤキモチ妬いたんやろ?」
海人が、図星をついてきた
「そんなんじゃないけど、仲良さそうやったし、邪魔したら悪いかと思って」
俺は言い訳をした
「邪魔じゃないよ」
葵はそう言った