生徒会室_____



ジメジメした空気を放っている真咲。



「なんか暗いね。電気点いてる??」



『あぁ全部点けてこの明るさだ。』



『ジメジメ嫌い♪いつまでそんななってるんだよー♪』真咲をいじりだす絢。



真咲の前に座った一樹。



「ねぇ?まだ好きなんでしょ??」



真咲は、勢いよく顔を上げる。



「ねぇ?まだ好きなんでしょ??香織さんのこと。」



『ちっ違う!もういいの。仕事始めるよ!!』いきなりはりきる真咲。



「ねぇ!自分の気持ちに嘘つくのやめなよ!!」



『もういいんだよ!ほら、もうすぐ創立祭だからやるぞ!!』ごまかそうとする真咲。



『ムリだよ。真咲は、諦めたんだよ。』



『そうそう。あんな負け犬ほっときな♪♪』



『負け犬言うな!!!資料のコピー行ってくる!』



バタンッ!!



思いっきりドアを閉めて出て行った。



残り一日なんとか雅紀と香織さんを話し合いさせなきゃ。



「ねぇ。雅紀と香織さん何とかならない??」



『あいつらの問題だろ??』



「でも・・・。」



『関係ないだろ!創立祭で忙しいんだし。』



「何とかしたいじゃん。この前助けてもらった。それに仲間だし。」



『全く。』頭をかく宏実。



『負けだね♪♪』絢がニヤニヤしながら言う。



「じゃあ!!」笑顔で言う。



『分かった。でもどうする??』



「この前話したとき私違和感を感じたの。」



『『違和感??』』



「そう。で、考えてみたの。まだお互い好きなんだよ!絶対。だって。お互い目が合うとき愛しそうに見てたもん。」



『じゃああとは、どうくっつけるかだな。』