先生と廊下ですれちがうたび、胸が高鳴った。
顔をそらしてしまうことがほとんどだけど、それでも笑顔を向けてくれている。
そんなところも好きだった。
でも、叶わないから…。

この間のことを香李に話したら、ものすごく心配してくれた。
それでも、やっと私に協力をしてくれる。
嬉しかった。


そして、あっという間に1週間が過ぎた。
時間が進むのが早く感じた。
そんなある日、神様が私にチャンスをくれた。