中学の時、私は香李とクラスが違ったとき、私はいじめにあった。
周りの子からシカトされ、とても苦しかった。
隣のクラスだった香李にしか、相談できなかった私は、一度、香李の病院の精神科に行った。
吐き気、頭痛、不眠などの症状がでて、とても大変だった。
1週間で、5キロ痩せた時期もあった。
それくらい大変だった時期を香李は、知っている。
だから心配してくれているんだと思う。
「大丈夫だって!今度のは中学の時の一件とは違うんだから。」
「そう思いたいけど…。」
「まあ、様子見にしといて?お願い!」
「もう。」

8時を過ぎていたと思う。
帰り道、知らない人たちに囲まれた。
「ねぇねぇ、君かわいいね。今から俺らと遊ぼうよ!!」
「その制服、矢澤のでしょ?似合ってるね。」
「やめてください。」
「なんで?いいじゃん。俺らと遊んだら楽しいって‼」
「遊べません。やめてください。」
丁度その時
「嫌がってんだろ!!やめろ!!」
「お前誰だ?関係ネーだろ!」
「関係あるね。こいつは、俺の彼女だ!!」
「えっ?」
「お巡りさん、こっちです!助けてください。」
「おいおい、ヤバイって!」
「おい、逃げるぞ!」

男たちはそう言うと逃げていった。

「ありがとうございました、見ず知らずのかたに、助けていただいて。」
「おいおい、忘れたのか?藤堂。」
「えっ?」
上を見たら、多賀谷先生がいた。
「せっ、先生!!」
「災難だったな。家まで送っていくよ。」
安心したのか、そこで意識はなくなった。