目が覚めたら、椅子に先生が座っていた。

「藤堂…だったかな。」
「はい。」
「軽い熱中症だそうだ。大丈夫か?」
「はい。」
嬉しい。そう思うのは、ダメなんでしょうか。
でも、私にしゃべるチャンスをくれてありがとう、神様。
「じゃあ、先生は、もう行くな。」
「ありがとうございました。」
「おう!」