とうとう


商店街に並ぶ1つの店舗が店をたたんでしまった。



それは商店街の中で働く人達にとってあまりにも恐れていた出来事だったため

たたまれたお店の経営困難、商店街の危機が一気に町の中で噂になってしまったんだ。




それでも

鈴はいつもと変わらなかった。

鈴の父ちゃんが働く店だけでもいい。

生き残って欲しいと

わがままに

清人は1人で祈っていた。