季節も変わり、受験や就職の話になっていく。 僕と由佳は就職組。章二と吉岡は受験組。 僕は相変わらず松岡さんに気持ちを伝えられないでいた。 振られるより怖いのは、気持ち悪いとか軽蔑されるのが何より怖かった。