『カナリヤを…』


「は?」


『いや、何も…』





カエルの国の王様は、謎の微笑みと共に



千の国の王子を見守り続けます。




姫がいる【ラビリンス】と



カエルの国は



思いの外、すぐそばに、ありました。




『あの王子は……』



『カナリヤに染まっているわぃ』




『そろそろ……じゃのぅ?シンよ…』