そんな顔で謝られると、なんだかこっちが申し訳なくなる。
「私もごめんね…思いっきり叩いて…大丈夫?」
「はい。かなり痛かったですけど」
そう言うクロースの頬はまだ真っ赤に腫れていた。
「わっ、凄い腫れてるじゃん!」
ヘヴンは急いで泉にハンカチを浸し、冷たいハンカチをクロースの頬に当てた。
「ごめんね」
「あ、い、いえ、大丈夫です。気にしないで下さい!」
何だか照れた感じで頬を染めるクロース。その顔が何だかおかしくて笑ってしまった。