「けど、お前はホントに変わらねーな。いつまで経っても泣き虫のままだし」
「う、うるさいなー。性格なんてそんな簡単に変わらないよ」
「はあ~あ、また暫くその性格に付き合わなきゃなんないのか」
うんざりとため息を吐くバースに、ヘヴンは頬を膨らます。意地悪なとこも変わってない。
「バカバース」
「はは」
笑いながらヘヴンの頭を撫でる。温かい手も変わってない。
二人で並んで泉を見ていると、背後で足音がした。