警察官はクロースの言葉を聞き、慎重に運んで行った。助かればいいけど…。
警察官を見送り、バースがクロースに向く。バースの尖った目に気付いているのかいないのか分からないが、クロースは軽く言葉を発する。
「神人って面倒ですね。すぐに殺せないなんて」
「それが神人だ。それに神人は人を殺さない」
「まるで僕達ハンターは悪魔みたいですね」
「てめぇは確実にそうだろうな」
これ以上話していたくないのか、バースがクロースに背を向け歩き出した。