え?というような表情で梨紗の顔を覗き込む晴美に、         
           
「私はいいよ。2人で遊びなって!」     
           
言葉をかけた。    
           
「梨紗いても平気だよ?修治だし…この前もみんなで遊んだじゃん」  
           
「久しぶりなんじゃないの?2人で会うの」  
           
ケータイで話してる段階で行かないと言ったら、晴美は修治の誘いを断るような気がしたから、言わなかった。     
           
「梨紗……」     
           
「ほ〜ら!早く行きなよ!楽しんできてねぇ〜」
           
こうして晴美と別れた。
           
1人になった梨紗は、服やアクセサリーのお店を見ていた。      
           
その時、幸輝から電話がきた。        
           
「部活が早く終わってさぁ。何してるかと思って」
           
「1人でブラブラしてたぁ。幸輝今からどうするの?」