「ありがと!今度は女4人で撮ろうよ!純、お願〜い」
           
晴美から受け取ったカメラを純に渡した。
           
「サンキュー」

そう言ってカメラを取りにきた良平に拓也が聞いた。
           
「このままでいいのかよ」
           
「何が?」
           
軽く聞き返した良平だったけれど、拓也の真剣な顔を見て嘘はつけないと思った。       
           
「梨紗にとって俺はさぁ…親友っていうポジションにいるのが1番いいんだよ。俺はあいつが全てだから、あいつが望む場所にいられればいいんだ…。一生親友っていうのもなんかすげぇーじゃん」
           
「すごいな…」
           
「だろ?」
           
「お前の想いが…だよ」
           
晴美と絵里と愛子に囲まれて、笑顔でピースをする梨紗を、2人は見ていた。