残りの2日の登校日は、卒業式の予行練習とHRで終わった。
           
2日間とも5人で登校し、学校が終わると愛子と純も一緒に遊んだ。
           
高校3年間を一緒に過ごした友達。

みんなにはどれだけ支えられ、助けられてきたのかわからない。

落ち込んだ時も、みんなの顔を見ると気持ちが軽くなった。
           
楽しいことは、みんなと一緒だともっと楽しくなった。
           
幸輝との恋が終わった時もみんながいなかったら、まだドン底にいたかもしれない。
           
最高の友達。

できることなら、これからもずっとずっと一緒にいたい。 

でも、それぞれの夢に向かって自分で選んだ道に進む私たちが、ずっと一緒に並んで歩いて行くことができないのは、仕方のないことだとわかっていた。