「奈津樹っ…」
紗理奈は奈津樹の手を引いた

「やっと…やっと素直になれたのに…」
「奈津樹…」
「嫌や…」
「奈津樹は悪ない。蓮くん最低やわ。好きって言ったいじょうは責任とらなあかんやん」
「いつまでも…好きやと思ってた…」
「奈津樹…」



「それはお前が悪い」
和樹はきっぱり言った
「何でやねん?」
「謝れ。お前が悪い」
「…分かっとう。俺…最低やった」
「奈津樹ちゃん…ショック受けとうはずや」
「はぁ…」
蓮はタバコに火を付けた
「そら気持ち分からんこともないで?」
「おう…。落ちるわぁ。
そういえば、紗理奈さんとはどうなん?」
「あぁ。いいかんじ?」
「死ね〜(笑)」
「生きるわ(笑)」
「もう…無理なんや」
「分からんやろ?とりあえず、ちゃんと謝れ。」
「うん…」
「じゃないと、仲直りすらできんで」
「おう…」