「奈津樹、どうしたん?」
たまたま近くを通っていた、麗也が言った

「こいつ…、大地とヤったらしいわ」
「えっ?橋口麗也くん?!」
「まじかよ?」
麗也は驚いていた

「奈津樹さん、橋口麗也ともつるんでたんや…」
「大地、殺す!」
麗也がキレた

麗也は携帯を取り出し、大地に電話をかけた

「大地?俺、麗也やけど。
お前、今どこやねん?
2丁目の駄菓子屋?待っとけ、今から奈津樹ら連れて行くから」
麗也は荒く電話を切った

「奈津樹…、沙耶呼んで駄菓子屋来て」
「うん」
「俺、大連れていくから」
「分かった」

奈津樹は教室に戻り、沙耶を呼んだ

「うんっ。付き合う!」
沙耶と教室を出た

「あのっ!」
美穂が二人をひき止めた
「あ?」
「美穂が言ったってことは…」
「無理、言うから。ばいばーい♪」
奈津樹はあっかんべーをして、前を向いた


急いで駄菓子屋に行った
近くまで来ると、麗也と大の怒鳴り声が聞こえてきた

沙耶は体をびくっとさせた
「久しぶりやわ、あんなキレとん」
沙耶は言った

「ほんまそれやな(笑)」