「そっかー」
奈津樹は複雑だった
「じゃあ行きますね!大地さん、また」
「おう」
蓮は消えて行った

「人前で見せたりしんといてよ!」
「何でやねん?好きならしたいやんけ?」
「嫌や。」
「何じゃそれ」
「軽いねんもん」
「ごめん」
「さっ、やろか♪」
「おう」



「大地つよい〜!」
「上手いからなぁ」
「あたし全然ヤバいんやけど?」
「貸してみ?」
大地が奈津樹の手に触れた

「…」
「顔赤いやん(笑)」
「う…るさいわ」

大地の手が触れただけで…、ドキドキする
こんなもんなんやないん?
恋って、こういうもんやろ?
大切なものやん…

「奈津樹…」
大地が奈津樹を抱きしめた
「え…?」
「好きやから」
「ちょ…」
キスしようとした
「やめて!」
「俺としたくないん?彼女にはろくにせんとか、キレてたんちゃうん?」
「もっと大切やんか!簡単にしんといて、しかも人前で…」
「古いねん。時間とか…関係ないやろ。キスしたいから、するねん。俺は奈津樹としたいからするねん。」
「おかしい…おかしい…!古いとかないし」
「じゃあ、いつになったらさしてくれんねん!」