また負けた…

私がそう言うとアイツは顔を離した。
腕も開放された


「また俺の勝ちな」

悔しいーーーーーーーー!!!

「じゃ、お先」

そう言ってさっさと教室に入っていった。

ドキドキ

まださっきの鼓動が落ち着いていない。