顔は近いけど陽向君は女子生徒達が来ないか別の方向を見ている。
私はというと、ジッと陽向君の顔を至近距離で見つめている。

カッコイイ…
いつ見ても…

「あれ?居ないね…」
「そっちにいた??」
「ダメ、居ない。」

近くで女子生徒達の声が交っている。

しばらくするとなんの声もしなくなった。

てか、息出来ない!!
手が口だけじゃなくて鼻もふさがれてる。