転けるかと思って目をかたく閉じた。


あれ?痛くない?

「あれ?ん!!」

目を開けながら言うと口を何かで抑えられた。

そして私の顔のすぐ近くに陽向君の顔。

「しゃべるな気づかれる」

ここは校舎と校舎の間のわずかな隙間の影に隠れているようだ…

それも私は陽向君に抱かれて…
口は陽向君の手であおられて…