ピピピピピピピピピピ

『んぅ…うるさいなぁ…』

ピピピバンッ

目覚まし時計のけたたましい音に起こされて、ちょっとだけ機嫌が悪くなった。

『ふぁ〜あ、もうちょっとだけ…』

時計を見ると7時45分。

『えっ?やばっ!』

桃が来る時間!
急いで準備しなくちゃ!
パンを焼いて、その間に制服に着替えたあたし。
ちょうど食べ終わったところに、家のインターホンが鳴った。