翌朝…



「いやぁぁぁああああ!!」


「あ、莉音おきたの??おはよう~」


「ちょっとお母さん!なんで起こしてくれないのよー!!!」


「だって~忘れてたもん!ニコッ」


「忘れてたもん!ニコッじゃなぁぁぁあい!!」


「あら、もう8時15分よ?大丈夫??」


「やばい!!!いってきまーす!!!」


「あら、いってらっしゃい~!」


もーう!!!なんで起こしてくれないのよー!!!今日から高校生活始まるのに、初日から遅刻なんてごめんだー!!!


ガラガラッ

キーンコーンカーンコーン~♪



「ハァハァ……セーフ…」


「莉音~!おはよう!」


「あ…ハァ…花音…おはよう…ハァ」


「莉音ってば、また寝坊??」


「…うん…あはは…」


「でもよかったね~!間に合って!」


「ほんとだよ~…全速力で走ったかいがあった…」


これでも私!走りには自信があるんだ!!

でも間に合ってよかった~ !_('、3」 ∠ )_

ガラガラッ

「こら~、席つけ~!」


「じゃあね!花音!」


「またあとでね!」


はーあ、こういうのってなんか高校生ってかんじするな~


「じゃあこれから、自己紹介をする!じゃあ…」

あ!そういえば!入学式のとき、声かけてきた男の子なんだったんだろう…?

クラスまで聞いてたし…もしかして…

リンチされちゃうの?!
呼び出しとかされちゃうのかな?!

やだ~~!泣


「…い……お…!…おい!!垂水!」


へ?わたし?


「あ!はい!」


「自己紹介、お前の番だ。」


「あ、えっと、垂水莉音です!よろしくおねがいします!ニコッ」


みんな「「「(あの笑顔はやべーだろ//////)」」」


花音は…「莉音のばか~…ハァ…」


あれ?なんか、みんな顔赤くない?
もしかして集団感染とか?!
え!大変だ!

「あの!!みなさん!大丈夫ですか?!顔真っ赤だし、熱があるんじゃ!」


みんな(((無自覚かよ…。)))


「いや、垂水。大丈夫だ。よし、すわれ」


「あ、はい」


ほんとに大丈夫かなー?
熱があるのに無理なんてしたら大変なのに~!


「コソッ莉音!」

「あ、健人くん!隣だったんだね!」

「うんwあ、もしかして、熱あるんじゃとか今も思ってる??」

「だってみんな顔真っ赤だったよ!やっぱり…」

「ちがうよ!みんなが顔が赤いのは、莉音が可愛すぎるからだよ!」

「私が可愛い?!ないない!!!」

「ほんとだよ!(やっぱり無自覚w)」


私が可愛いなんてありえない!!!
花音のほうが何万倍も可愛い!!!!