ん…
ここ…どこ?
なんにも思い出せない…
?「お前…誰?」
?2「まあまあ、イザヤもそんな言い方しなくても♪」
イザヤ「何故ここにいる?見ない顔だが、スパイか?」
スパイ?
イザヤという男。何者なんだろう?
「わた、いや、僕はユイです。気づいたらここにいて…行くところも帰るところもなくて…ここもどこだかわかんなくて…」
イザヤ「ほう。お前は女では無いのか?」
やばい。
わたしは女とう生き物が苦手。
だから女として生きていくことに抵抗がある。
何故とかそんなのはないんだけど、馴れ合いとかが得意じゃなくて。
なんとなく嫌ってだけなんだけどね。
「僕、男です。つかぬ事をお聞きしますが、此方はどこでしょうか?」
?2「此処は帝国領ルシアって街だよ♪僕はイザヤの兄のイリア。よろしくね、ユイ。」
イリアさん。
「帝国領…ルシア…聞いたことないです。なのに、懐かしい気がする…僕…どこから来たかもわからなくて。ただ、変な奴に話を…いたっ。」
ズキズキ…
頭がっ、割れるように痛いっ。
キーン…
君は何かを忘れている…違う?
あんた誰だよ?確かに僕はなにか忘れている…懐かしい忘れてはいけないなにか…。
ふふ。来れよ。戻りし記憶…其方の懐かしき同胞…螺旋の彼方…今までと同じ道を歩むも良し。新しき道を切り開くも良し。行くがよい。女神の領域へ…。」