それから俺は落ち着きを取り戻し、病院へと着替えを届けてから、家へと戻ってきた。



「…で?どうするの??」



「……その前に、この子供のこと考えて見たんだけど、、」



「ああ、白と写ってた。」



「そ。…なんか当たって欲しくない事しか思いつかなかったんだけどさ」



「…いいよ。一応、ヒントになるかもしれないし。」



「……この子供さ、俺の双子じゃないかな。タオルがピンクだから姉か妹で、

ってゆうのが俺の考え。」



当たって欲しくない。



だってそれが本当なら、



「…ちょ、ちょっと待ってよ!

それなら、その子は何処に居るのさ!!
いないってことは捨てたってことになるじゃん!


そんなのっ」



"ありえない"。



そりゃあそうだ。



俺もこの考えを浮かべた時にそう思った



でも。



「父さんはまだしも、母さんならすると思わないか?

実際、俺らのことも後継者としか思ってない。
父さんの組のあとを継ぐなら男だろ?


この子供が女なら、"必要ない"。
そう考えないか?」



「っ……」



否定したくても出来ない。



実際あの女ならする可能性の方が高いんだ



父さんと結婚したのだって、金目当てだろうな。



それなのに、子供に、しかも"必要ない女の子供"に金など掛けることは無駄としか考えていない。