「…青、これ誰だかわかるか?」



「えっ!?僕に聞かれても、、
白と一緒に写ってるんだから白のアルバムとかにも写ってないの?」



「いや、俺のアルバムにはそんな写真ないな。
つーか、こんな昔だと1枚あるかないかくらいだし、それだって1人でしか写ってない。


青のだって、こんな頃に父さんたちと写ったのなんてねぇだろ?」



…こんなところに父さんたちと写ってて、赤ちゃんの頃のなんて、、



なんで父さんが持ってるんだ?



まだ1桁の頃、一度両親に聞いてみたが1枚も撮ってないって言っていた。



……どう考えてもおかしいだろ?



…そう考えたら一つしか答えが出なかったんだ



「…父さんたちはコレを隠したかった、?
コレを隠した理由はこの子供??

…父さんと母さんの知ってる奴でおまけに親しい奴??
俺らにそれを隠していたのは不利益になることがあるから?」



そうとしか、考えられなかった。



「………なら、父さんに聞いてみれば?」



「馬鹿か。隠してるのに、そんな簡単に言うわけないだろ?」



「じゃあ、どうするの?」



「…とりあえずコレは俺が持っておく。そんで、調べてみる」



「…詳しく、説明してくれるよね??」



「あぁ。
父さんのところに届けてから、な」