そして何とも暇な…いや眠たい1日が終わり
帰りのホームルームが終わった。これで帰れる。
「菜月、大丈夫?」
と優也が話しかけてきた。
ん?
とした顔でもしたのだろう、美化委員の仕事!
と言われて、あぁ、まだ帰れないのかとため息をついた。
「なっちゃん、大丈夫?変わろうかっ?」
遥花も心配そうに近寄ってきた。
昔、ちょっとした出来事があって
男の子と2人になるのが怖かった時期があったから2人は心配してくれているのかな
ふたりに心配かけてるってわかるから首を横に降る。
「…桐の友達だから」
「そうだね、掛井くんなら大丈夫だとは思うけど」
優也は少し安心したように笑った。