ノンフィクション・実話
完

- 作品番号
- 1219886
- 最終更新
- 2017/11/10
- 総文字数
- 10,400
- ページ数
- 23ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 3,807
- いいね数
- 0
大学院へ進学したその年
父が家を出て行った――。
*
喧嘩の絶えない父と母の
中立地点であった、兄。
父と母の喧嘩に
無関心を貫き通した、妹。
家を出て行っても
完全に縁を切ることはできなかった
弱い父。
変わることが怖くて
つまらないプライドを守るため
頑なに守り続けていた
それぞれの立ち位置。
あの日から五年が経って
それを変えたのは
妹の結婚式だった。
*
これは、
臆病で優しい父と
冷淡で弱い兄妹の
絆の物語――。
* * *
知人の結婚式で、わりとセンセーショナルなことが起こったので、
詳細なお話を聞かせてもらって小説にしてみました。
感想等いただければ幸いです!!
全力で待ってます!
☆レビュー御礼☆
氷月あやさま
楓 十色さま
汐見 夏衛さま
☆感想御礼☆
氷月あやさま
楓 十色さま
汐見 夏衛さま
*RINKA*さま
clover.cさま
ありがとうございます!
この作品のレビュー
ボタンをかけちがったように、不自然で不安定な形になってしまった「俺」の家族。 それぞれの思いを胸に秘めつつも、それぞれが何気ない顔で生活を続けている。 そんなある日、「俺」の妹の結婚が決まった。 そのとき「俺」は決意する。 家族を変えるために、自分が行動を起こさなくてはならない、と。 とても感動的な実話です。 かなりドラマチックな展開ですが、まさか実際に起こったことだとは。 久しぶりに小説を読んで泣きました。 すこし独特で目を惹くタイトルが、本編の空気感を体現しています。 おすすめです。 ぜひ読んでください。読むべし!
ボタンをかけちがったように、不自然で不安定な形になってしまった「俺」の家族。
それぞれの思いを胸に秘めつつも、それぞれが何気ない顔で生活を続けている。
そんなある日、「俺」の妹の結婚が決まった。
そのとき「俺」は決意する。
家族を変えるために、自分が行動を起こさなくてはならない、と。
とても感動的な実話です。
かなりドラマチックな展開ですが、まさか実際に起こったことだとは。
久しぶりに小説を読んで泣きました。
すこし独特で目を惹くタイトルが、本編の空気感を体現しています。
おすすめです。
ぜひ読んでください。読むべし!
これは本当に素敵なお話しです。暖かい涙が静かに頬を伝います。 上のレビュータイトルは僕の言葉ではなく、作中の兄が妹に贈る言葉です。 もしこのタイトルに惹かれてこのレビューを開かれたのでしたら、どうかこの小説をご覧になってください。 こんなにひっそりと公開されているなんて信じられません。もっともっと、たくさんの方に読んで欲しい。 文章も洗練されていて読みやすく、言葉の選び方やちょっとした表現の演出が素晴らしいです。
これは本当に素敵なお話しです。暖かい涙が静かに頬を伝います。
上のレビュータイトルは僕の言葉ではなく、作中の兄が妹に贈る言葉です。
もしこのタイトルに惹かれてこのレビューを開かれたのでしたら、どうかこの小説をご覧になってください。
こんなにひっそりと公開されているなんて信じられません。もっともっと、たくさんの方に読んで欲しい。
文章も洗練されていて読みやすく、言葉の選び方やちょっとした表現の演出が素晴らしいです。
父が家を出て行って、五年。 明日が妹の結婚式という日、兄は、音信不通の父へメールを送った――。 「中立」の立場を貫く兄の視点で、冷静かつ繊細に語られる物語です。 妹の危うさと賢さ、冷たさと弱さ、時折かいま見える可愛らしさ。 父が出て行った当時の情景や心情が、簡潔な描写ながら鮮明に伝わってきます。 クライマックスで見せる妹の、この上なく可憐な「ツンデレ」は、破壊力抜群に涙を誘いました。 心温まるノンフィクションです。
父が家を出て行って、五年。
明日が妹の結婚式という日、兄は、音信不通の父へメールを送った――。
「中立」の立場を貫く兄の視点で、冷静かつ繊細に語られる物語です。
妹の危うさと賢さ、冷たさと弱さ、時折かいま見える可愛らしさ。
父が出て行った当時の情景や心情が、簡潔な描写ながら鮮明に伝わってきます。
クライマックスで見せる妹の、この上なく可憐な「ツンデレ」は、破壊力抜群に涙を誘いました。
心温まるノンフィクションです。
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