「……すいません。」

濡れた腕などを拭く。
ふわふわしてて、よく見たら可愛い。

「有難うございました。」
「うん。あ、なんか飲んでく?」
「大丈夫です。」
「そっか、中学生だもんね。」

ニコッと笑う彼は、気にしてないんだろうか?
他人とか、その関係の距離感がないのかな?

「さようなら。」
「ばいば~い。」

不思議な日。
でも、雨か……どうしよう。