“パァン!!”

クラッカーの紙吹雪。
君も、夢だったスタジオの人達も
皆みんな笑っている。

ここが、私の夢の舞台?
すごく高まる好奇心と高揚感。

「どうも、スターズです!」

私達の夢のスタート地点は、ここだった。

「今回はSAKIの新曲と、俺たちのオリジナルの曲、ストロベリーデイズを歌いたいと思います!!」
「ヴォーカルは、この俺裕と?」
「涼香です……。」
「その他でーす。」
「曲は俺、作詞は涼香。では、聞いてください。」

皆でアイコンタクトを取って深呼吸をする。

「3・2・1ファイト!」

気持ち良いほど、綺麗なリズム。
気持ち良いほど、合う君との呼吸。

そう、私達は音に恋をしていた。