教室にもどると、
やっぱり乱闘…

なんで?

そしたら紫亜ちゃんがあたしに向かッて口を開いた。

「あんたさ……このクラスに入ったからには、どっちにつくか決めろよな!!!!」


髪はグシャグシャ
息が爛れた皆は、あたしに目を向けた。



うわ…
ひどい…



二つのグループは一時退散…。

あたしはすぐに未祈ちゃんのもとへ駆け寄った。





「未祈ちゃん!!」


ピンクベージュの髪をなびかせ未祈ちゃんは、アイロン中だった。

あたしに気付くやいやな目を真ん丸に見開いた。


あたしに気付く未祈ちゃんは、昔の未祈ちゃんそのままだった。



「梨…香子!?」

「そうだよ!!あたし…梨香だよ!!」

「え!!!ちょ…いつからいた!!??」



………え?どうゆうこと?
「あたし…始めからいたよ??」


未祈ちゃんは、黙りこくる。
「……ごめん。あたし、あんなとこ見せるつもりじゃ…」
「良いの!!」



分かった…
未祈ちゃんこの学校じゃ変わった…

あたしに気付かないくらい、喧嘩に夢中になるなんて…


未祈ちゃんらしくない…



あたしは下を向く。
そしたら、その空気をぶち破るかのように、美沙とエリカが話に入ってきた。



あたしはすぐに溶け込むことができた。

あたし多分、未祈組につく…。


でも、喧嘩なんてしたくない。




あのグループ達と、どんなことがあったかなんて知らないよ…

でも、敵対してない時は、こんなにも普通な女の子……、







あたしはどうしよう…