なんか・・・もう少し


一緒に居たいな


「あれ？　陽也？」


見ると　4人ぐらいの男子が


立っていた


陽也君と同じ制服・・・


友達・・・かな？


グイ


陽也君は　私の手を引いて


背中に隠した


「お前等・・・何やってんだよ？」


ドキン　ドキン・・・


私は　俯いていた


手は　握られたまま


「遊びの帰り・・・ってあれ？」


ドクン


どうしよう・・・　見つかった？


ぎゅ


思わず握られていた手に


力が入る


私は　ただ俯くことしか


出来なかった


「お前の後ろに居る子って・・・


那未ちゃん？」


ドクン


どうしよう・・・バレた


すると　陽也君はそのまま


私の手を引いて　走り出した


「え！？」


「おい！　陽也！？」


後ろから　陽也君を呼ぶ声がする


でも　陽也君は無視して


走っていた


しばらくすると　私達は


人気の少ない小さな公園に入った