バスケは ずっとやって来た


中学の時から・・・


県大会にまで出たぐらいだ


本当は 辞めたくない


だけど・・・今は少しでも


那未を支えたい


守りたいから・・・


「俺は・・・ユミナを


守れなかったから


もう 後悔はしたくねーだけだよ」


「陽也・・・」


少しでも 一緒に居たい


泣いている那未のそばに


居たいだけだから


「だから 余計な事


考えるなよ・・・」


「・・・わかってる」


どうする事も 出来ない


俺が出来る事は


あいつを・・・那未を


守る事だけだ


傷付けたくないから


泣いている顔は


もう・・・見たくない


「・・・これじゃあ 束縛してる


みたいだな」


いつから 俺はこんなに


わがままになったんだろう