(コンコン!)
「お嬢様!?何時だと思っているのですか!?いい加減、お目覚めになられてください!」


「ンン…おはよぉ。雪斗。
今なんじぃ~?」

「今ですか!?もうとっくに登校時間を過ぎておられる時間です!!」

ん…?まって。登校時間を過ぎておられる時間です…?それはつまり…

「きゃぁぁぁぁ!!もう9時じゃん!!
なんでおこしてくれなかったの!」

「……(はぁ。何度も起こしたっつの!)澪緒お嬢様。私は何度も起こしに上がりました。ですがお嬢様は一度も起きませんでしたよ?」

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!わかったよ!ごめんなさいぃ!!とにかく、雪斗!!中に入って!!」

ッたくなんで、起きれないのかな?!
自分の事なんだけどさ!!

(ガチャ)
「澪緒お嬢様…(呆れ顔)
反省はあとです。今は急いでください…」

「キモイ!今誰もいないから!話し方もどして!」

「はい…
キモいってなんだよ!!イラ」

そう。こいつ。無駄にかっこいい雪斗は私の執事。でもあり大切な幼馴染みでもある。
周りの人に話し方バレると面倒なので二人の時だけこうしている。

「ウルサイナ!!
とにかく、手伝ってよ!」

「はいはい…ボソ)ダル」

「ぁ"?」




15分後…

ドタドタドタッ!!!!
「おはようご「澪緒~~♡♡」
ギュッ…
「ッチ」
ボコッ!

え?今のがなにかって?
そうです。
階段降りていったら兄の律緒兄が抱きついてきたから、鳩尾イッパーツ★≡=―
ってことです。