「はーるかっ。」
「圭吾…………。」

ニコッと笑う圭吾の笑顔に脱力する。
安心感というか、何とも言えない感覚。

「おはよう。」
「うん、今日は元気だな!」
「…………。」

ただ、笑って返した。

“シャーーーー……。”

「…………。」

アイツが見てることなんて、気付かずに。
ただ今だけを見ていたんだ。