「はい」

まっすぐな瞳で結香は先生を見つめた


「わかりました,出来る限りの手をつくします」

「ありがとう,先生」


「ならお大事にね」


「さよなら」


ゆっくりと結香は止まった

「先生,」

「なに?」

「見捨てないでくれてありがとう」


「どういたしまして」