「ごめん。待った?」
急いで梨子の所に行き座った。
「ううん。私も来たばかり。
何飲む?ビールかカクテル?」
「う~ん。じゃあ、ビールにしようかしら」
メニューを見ながら注文をした。
ご飯は、食べたからおつまみだけを頼んだ。
その後に梨子と話し込んだ。
先生や睦月君の事などを話すと
驚かれるが興味津々の様子だった。
「へぇ~そんなにイケメンな先生なんだ?
しかも、ロックみたいって余計に気になるじゃん」
「面白がらないでよ…本気で悩んでいるのに」
もうと頬を膨らませた。
「だって、あんたのおっちょこちょいって
もう慣れているし今さら驚かないわよ。
それよりも若いロッカータイプのイケメン作家に
無口な子供の方が気になるわよ」
梨子の興味は、完全に先生の方だ。
そんな……慣れたって
「私の事ばかりじゃない。
梨子の方は、どうなのよ?」
私の事ばかりでずるい。
「私は、ストレス溜まりまくりよ?
もう聞いてよー!!」
梨子は、ストレスを溜まりまくりなのか
次から次へと愚痴を聞かされた。
梨子も色々あるみたいで大変みたいだ。
「それは、大変ね。梨子も」
「うん。もう嫌になっちゃう。
幸せな人が羨ましいわよ。
あ、それで思い出したけど
あの高校のクラスメートだった
白川美麗が、結婚するって知ってた?」