「…………。」

私は、ショックで言葉を無くした。

分かっている。

先生が私の気持ちに対してどう応えるか

だけど奥さんのお母様の言葉を聞いて
胸を打たれた。

睦月君やお父様だって…そう。

先生に前に進んで欲しいのだ!

そして自分も同じ気持ち。
私も…前に進まないといけない。

こんな中途半端な気持ちでは
先生が振り向いてくれる訳がない。

「……なら、私にもう一度をチャンスを下さい」

「はぁっ?」

今は、無理でも
これから変わるかも知れない。

「先生の奥さんの代わりになりたいと
もう二度と言いません。
私は、私だから。これから何年。
ううん。例え何十年かかっても
私が先生を絶対に振り向かせます!」

「だから…私にチャンスを下さい。
先生に愛してもらえるように頑張るので!!」

諦めたくない。

ヤキモチとかではなく。
先生と睦月君と一緒に歩いて行きたいから