………

……




そのあと、私たちはくだらないことを話しながら会場に戻った。

と言っても、人がいっぱいの中心部よりも離れた場所だけどね。


あの人混みの中でまた はぐれてしまったら、

今度こそ絶対に会えないと思う。

それを考えると、本当に怖すぎる……。


ということで、

私たちは中心部よりも離れた場所で夜まで過ごすことにした。


でも、朝から会場に居て、テキトーな場所でお昼ご飯を食べてから、

またお店を回って……ということに、正直飽きてしまった。


近くのお店はほとんど見て回ってしまったし、

お昼が過ぎたらますます暑くなって、外に居るのもキツくなってきた……。



「……どうしよう、すげーつまらんっ」



……どうやら、私の隣でスポーツドリンクを飲む柚希くんも同じだったみたい。