「俺ね、去年死にかけたんだ」
「……え、ほんと? 嘘とか冗談じゃなくて?」
「マジだよ、マジ。 いやー、インフルエンザは怖いね、マジで死にそうだったもん」
……え、インフルエンザ?
それで死にかけたの?
「俺 今までインフルにかかったことがなかったからさ、すっげー油断してたんだ。
そうしましたら、はい、ガッツリかかりました。 41度の熱で死にかけました」
「……病院は、行ったんだよね?」
「うん、しっかり薬もらったよ。 でもマジ無理、本気でヤバかった。
そこで登場したのがこの偉大な飲み物っ!! ほんっとに点滴の代わりになるんだから凄すぎだろっ!!」
……なるほど。
インフルエンザにかかった柚希くんは高熱に苦しみ、
食事もまともに摂れなかったんだ。
だけどなんとか水分は摂れた。
そして、そこで飲んでいたのが この偉大な偉大な飲み物様。
この飲み物のおかげで助かった。と、柚希くんは思っているらしい。
まぁ多分、薬のおかげだと思うけど。