新年を祝う三が日は、暇だった。


新年の挨拶に向かうべき、祖父母の家は片や隣の家、片や自転車で8分である。


1日あれば、挨拶は終わる。
初詣も遠出は誰も好きじゃないから、近所の神社に行くくらいだ。


そんなわけで、私がこの3日間したことといえば、おせち食べて、皿洗いして、年賀状読んで、化学の教科書を開いたくらい。


三が日くらい勉強休めばいいのに、という母の声を無視して、勉強してたのは、新年早々、祖父が


「そろそろ、学校の成績も落ちたんやろぉ」


と、やかましかったから。


腹が立って、その当てつけと、ストレス解消に、やってただけだ。