そんな先輩を見ながらあたしは


(ああ・・・やっぱり好きだなぁ)


なんて、バカなことを考えていた


「あっ、えっと、お役に立てて、よかったです!」


しどろもどろになりながら答える


自分が思ったより大きい声が出てしまったからか隣に座っているサラリーマンに睨まれてしまった。


(恥ずかしい・・・!)


先輩がいる前でこんな・・・


思わず下を向く


きっとあたしの顔はりんごみたいに真っ赤っかだったと思う