それから数分経って、ついに沈黙を破ったのは… 「あのね、竜」 私の方だった。 こんなにも想いが溢れたことは、今までになかった。 だからか、顔の赤みを取ることはもうできなくて、どうしても竜に伝えたくなった。 きっと、こんなにも激しく光る輝きは、もう二度と私の前には現れない。 一生に一度の、運命的な恋。 いや、恋よりもずっと深い――愛。 「昨日は、ごめんね」