……!! 殺人……。 ドクン…。 心臓が、高鳴る。 バレた。バレてしまった。 私の隠していた秘密が。正体が。 私の背負っていた過去が。罪が。 「嫌……いやああぁあああぁ!!!」 怖くて、苦しくて、辛くて、泣きたくて。 大切な人に、バレたくなかった。 そんな気持ちと過去の罪が、全身を巡って。 私は泣き叫んだあと、――フッ、と意識を手放した。