(――「クレナイ殺人事件」!!) デデン!という効果音のあと、司会者の人がそう言った。 ……え? クレナイ殺人事件……? 「クレナイ、か……」 「昔あったな、そんな事件」 「今でも犯人わかってねぇんだろ?」 「あれ恐いよね」 「噂では犯人は一人らしいぞ」 神雷の五人が、ニュースの名前を聞いてざわざわし始めた。 嘘……。 どうしてそのニュースが……。