私が、寂しがり屋……?


私は、寂しいといつも思っていたのかな。






「それと、可愛い」



「なっ……!?」







竜のいたずらしたような笑顔に、私は赤くなった顔を冷ます。



なんだ、冗談か。

嬉しかったのに。「可愛い」って言葉。






……あれ?嬉しい?

なんで嬉しいんだろう。







言われ慣れてないからかな?

可愛い、なんて私に似合わない言葉だから。






ふと空を見上げると、一面星ばかりで、目がチカチカした。


眩しい。そして、遠い。



暗い空に散らばる星は、逆に目立って輝く。