でもやっぱり

私はいつまで経っても、皆に自分のことを話せる勇気は生まれない。




私の過去は、罪は、どこまでも深い闇に包まれていて。





“赤”と闇の黒が混じりあった場所でひとり、私は孤独にうずくまっている。






助けて、とも言わず

明るい場所へ行こうともせず



ただただひとりで、罪を受け止めているんだ。







決して許されざる罪に、私は一生をかけて償う。









もしもタイムマシンがあるのなら


私はその罪を背負う前に、戻りたい。





そしてその罪が少しでも軽くなるように、“あの事件”を防ぎたいんだ。