……あ!


そうだ、この声は……。






雫がA組に来たその日、グラウンドにやってきた奴らだ!


その時、俺らにナイフを向けようとしていたあいつの声だ。




気配の消し方がうまかったアイツが、なぜここに……。






あの時、雫に殺られて終わったんじゃねぇのかよ。


女に殺られた腹いせに、またこうやってやってきたっつーのか?






そもそも、誰から俺たちの情報を受け取ったんだろう。


情報源を絶たないと、一生つきまとってくるぞ。










――ドカッ



「っ!」







未だ殴られ蹴られ続き。


防御も結構大変なの、気づいてんのか?こいつら。